• テキストサイズ

貴女の血を【R18】

第6章 綾人について



また、兄を探さなければいけない。
僕は電車に乗る。

手足はくっつくけど、服はくっつかない。
着替えるしかなかった。

そして、電車を降りた。

兄はどこに行ったのだろう?
その前に服を買わないと…

「すいません、これ、落としました、、、よ?」

不意に声をかけられ、僕は振り返る。
僕の腕を持った彼女の顔は青ざめていくのがわかった。

「ありがとう」

とりあえず、そう返したが僕もさぁーっと血の気が引いていく。
笑顔で彼女を怖がらせないように…

「つけるのゆるかったみたい」

いやいや、僕は何を言ってるんだ。
吸血鬼ってことがばれてしまったではないか。

どうしよう。

でも彼女をどこかで見た気がする。
/ 59ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp