第3章 看病 × 智
ピピピピッ
アラームが鳴っているけど体がダルくて動かない
ピピピピッ
意識が遠退いていく…
ピンポーン
マネージャー
「おはようございます」
櫻井翔
「あれ?今日って大野さんオフだっけ?」
大野智
「うん、俺だけ休み♪みんないってらっしゃ~い」
翔・雅・和・潤
「いってきま~す」
大野智
「さぁ、何しよっかな」
とりあえず二度寝しようとソファに座ると遠くから何か聞こえてくる
ピピピピッ
大野智
「ん?」
ピピピピッ
大野智
「何?この音」
有未ちゃんの部屋から聞こえてくる
コンコンッ
有未ちゃんの部屋のドアをノックした
…
何の返事もない
大野智
「有未ちゃん、ゴメンけど開けるよ」
ドアを開けて部屋に入る
ベッド脇に置いてある携帯のアラームが鳴っているので止めた
大野智
「有未ちゃん、おはよう」
「ん…」
なかなか起きないから有未ちゃんの頬っぺたをツンツンしてみた
「ん…」
か、かわいい
?!
でもすぐに異変に気付く
有未ちゃんは異様に汗をかいていて息苦しそうにしている
大野智
「有未ちゃん?!」
慌てておでこに手を乗せてみるとメチャクチャ熱い
大野智
「有未ちゃん、大丈夫?!ちょっと待っててよ!!」
急いで薬と水を取りに行く
大野智
「有未ちゃん、薬だよ。飲んで」
有未ちゃんの上体を少し起こして薬を飲ませる
薬を飲ませてから有未ちゃんをまたベッドに寝かせる
有未ちゃんは苦しそうにしている
洗面器と濡れタオルを持って来ようと思い、立ち上がろうとした瞬間、有未ちゃんに手を握られた
大野智
「えっ?!」
突然の出来事に驚く
大野智
「有未ちゃん?」
…
返事はない
無意識に俺の手を握っているみたいだ
立ち上がるのをやめて有未ちゃんの側に座って寝顔を見つめた
熱のせいで赤らんだ頬と汗ばんでいる髪と首元がちょっと色っぽく見える
俺は、こんな時に何を考えてるんだか…
相変わらず有未ちゃんは俺の手を握ったまま眠っている