第9章 台風 × 智・和
停電になってどのくらいたったのだろう
雨は止み、雷も鳴らなくなり、風の音も聞こえなくなった
大野智
「静かだね」
二宮和也
「何かこの世界に三人しかいないみたいですね」
「たまにはこんな夜も素敵だね」
静かすぎて怖いくらいな暗闇は、私ひとりだったら不安で仕方なかったと思う
でも隣にはニノと智君がいてくれてる
それに今も私の右手はニノと、私の左手は智君と繋がれている
最初はドキドキしすぎて居心地が悪かったけど、今は心地よい温かさに安心している
そしていつの間にか私は寝てしまった…
大野智
「⚫名前⚫ちゃん、寝ちゃったみたいだね」
二宮和也
「そうみたいですね」
二宮和也
「…大野さん、一つ言ってもいいですか?」
大野智
「ん?」
二宮和也
「⚫名前⚫ちゃんが大野さんの肩にもたれて寝てるからって変な事しないでくださいよ?」
大野智
「…」
二宮和也
「あなた、変な事するつもりだったんですか?」
大野智
「ふふっ、変な事って何よ?そんな事しないよ」
二宮和也
「ならいいんですけどね」