第9章 台風 × 智・和
三人でワイワイしていたその時、雷がどこかに落ちるような凄い音がした
ドーンッ
「キャーッ!!」
私は耳を塞いだ
そして部屋が真っ暗になった
「えっ?何?」
大野智
「停電?」
二宮和也
「あらら、そうみたいですね」
「何にも見えない…」
大野智
「⚫名前⚫ちゃん、大丈夫?」
二宮和也
「大野さん…それ私の手です」
大野智
「何だ、ニノの手か、ふふっ」
二宮和也
「暗闇で何しようとしてるんですか、あなたは」
大野智
「ふふっ」
「…クシュン」
二宮和也
「⚫名前⚫ちゃん?大丈夫?」
「うん、大丈夫。暖房が消えちゃったからちょっと寒くて…」
大野智
「部屋から毛布持って来るね」
二宮和也
「じゃあ私も持って来ます」
「じゃあ私も持って来ようかな」
大野智
「⚫名前⚫ちゃんは危ないから座ってて」
「…ありがと」
私はソファに座って二人を待った
少ししたら智君とニノが毛布を持って戻って来た
ニノは私の右側、智君は左側に座って、三人で毛布にくるまった
「あの…」
智・和
「ん?何?」
「ちょっと近くない?」
二宮和也
「気のせいですよ」
大野智
「ふふっ」
「…」
すると突然ニノが耳元で囁いた
二宮和也
「⚫名前⚫ちゃん、手繋ごっか」
「えっ…」
私の返事を待たずにニノは手を繋いできた
それも恋人繋ぎってどういう事ですか…
大野智
「ニノだけズルい、俺も」
そう言って智君も手を繋いできた
智君まで恋人繋ぎって…
二宮和也
「チッ、聞こえないように言ったつもりなのに」
大野智
「ふふっ」
自分の心臓の音がうるさい
大野智
「⚫名前⚫ちゃんの心臓の音が聞こえる」
二宮和也
「⚫名前⚫ちゃん相当ドキドキしてません?」
「するでしょ、普通…」
二宮和也
「⚫名前⚫ちゃんがかわいいからイジメたくなるんですよ」
そう言ってニノは私の右頬をプニプニしてきた
大野智
「本当⚫名前⚫ちゃんかわいいもん」
そう言って智君は私の左頬をツンツンしてきた
「…」
私はただ二人にされるがまま…
今が暗闇で良かった
きっと今の私はゆでダコより真っ赤だろうから…