• テキストサイズ

【嵐小説】嵐色〜甘い味〜

第10章 安心の味


その後しばらく待ってみても連絡が来る様子はない。


「…かけ直してみるか」


来たら来たで身構えるけど1回で切れたら切れたで不安になる。


履歴を探し潤くんに電話をかける。


「もしもし」


ワンコールで潤くんが出た。


声の様子から酔っ払っている様子はない。


心なしか弱々しい気さえする、


「ごめん、電話出れなくて。

どうしたの?潤くん」


「今から来れる?」


「来れるって潤くん家に?」


「あぁ」


「俺もう呑んじゃってるから時間かかるけど行けるよ」


「じゃあ来て」


来て?


いつもなら来いなのに?


さては…いつものアレか。
/ 105ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp