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delivery start【KJ∞】

第4章 お友達って、


………

お泊まりと言っても、6時に終わると言っていたので来るのは6時半くらいから風呂入って寝るだけだ。ほんまに。
まぁここは学校の近くやと言うてたから家に帰るよりは充分寝れるやろう。

もうボーリング場に行ってるだろうと連絡してみたら……

壁ドンされたて!
どういうこっちゃねん!!
しかもこの言い方!!
霄ちゃん、びっくりしただけでドキドキとかせえへんやったってことか?
それ、女の子としてどうなん?
女の子ってみんな壁ドンドキドキするんとちゃうん

ほんまこの子…大丈夫やろか…
友達っていうよりもうオトンみたいな気持ちになってきたわ…

「そういえば…霄ちゃんの私服見るん、初めてやなぁ」
いつも会うときは霄ちゃんがバイトの時やから、もちろんバイト着だ。

どんな服着てるんやろか…
童顔やからなぁ…

それもまた楽しみや。


…………

ようやく全員が集まり、チーム戦式で投げる。

「浪花ちゃんいつの間にそんな上手くなった?!」

「ついさっきですかね!w」

わたしもようやくコツを掴み、ストライクやスペアをとっている。

「浪花さんのハンデのヤツとろう!」
ガーターが続いた時にスコアに50ほどつけてもらった。

「えぇー!やだー!絶対じゃないもん!」

今はもう3時

眠さを超えて深夜のテンションになってくる。
頭がほわほわしてるけどちゃんと会話もできる。

(二の腕と太ももらへんが痛くなってきたなぁ)

「…浪花先輩」

隣に座っていた藤村くんが話しかけてくる。
今日何度目だろう?と思いながら振り向く。

「なぁにー」

「井浦先輩か緋苅先輩のどっちか、好きだったりします?」

…?

「わたしが?」

「…だって、僕らが入る前、先輩達3人だけだったんですよね、バイト」

「うん、そうだったねぇ…」
今はその倍かぁ…
大変さは変わらないなぁ…

「でもわたし今好きな人いな…」
いない、と言おうとしたが

脳裏に、渋谷さんの顔が浮かんだ。

…関ジャニ∞の中で一番好きなのはすばやん。
でもそれは恋愛的な意味だったの?
違ったはず…

じゃあ友達の渋谷さんは…??





考えちゃダメだ。








好きになっちゃ、ダメ…。
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