• テキストサイズ

【おそ松さん】六つ子の恋人は六つ子ちゃん!?

第3章 月夜に舞う花


カラ松のイタ台詞を遮って背後からドスの利いた低い声が聞こえてきた。
振り返ると全身黒服に身を包みサングラスを掛けた如何にもな感じの男が此方を見て手を振っている。


椿『あっ、迎えが来ましたので失礼致します。本当に先程は申し訳ありませんでした。お詫びは後日致しますので、それでは』


どうやら黒服の男は彼女の知り合いらしい。
椿は黒服からカラ松に視線を戻すと丁寧にお辞儀し、小走りに黒服の方へ歩いて行った。


カラ松「えっ、いや、あのちょっと」


アタフタしているカラ松だが、そんな事気にせず椿は黒服の元まで行くと出入り口で停まっていた黒のベンツに乗り込み去っていった。


カラ松「…………」


暫くその場で呆然と立っていたカラ松だが、彼女の去っていった方を見つめ、ポツリと呟いた。


カラ松「立花 椿か……」


フッ…といつもの様にカッコつけて笑い髪を搔き上げるが、その頬はほんのりと赤く染まっており、いつになく余裕のない顔だった。





椿 ー カラ松様…とても素敵なお名前ですね ー





カラ松「……惚れたぜ////」





【月夜に舞う花】END
/ 28ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp