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ウェディングプランナー(R18) Hi-Q

第9章 和婚式




『おい、ヒロくん、だっけ?
話、ちっと聞こえちまったけどさ、
お前が言ってることは全部、
自分の都合ばっかりじゃねーか。

本当に好きになったら、
自分のことより
相手の幸せを
願いたくなるもんなんだよ。

都合のいい未来を
相手に押し付けるのは、
自分が気持ちよくなりてーっていう
マスターベーションと一緒でさ。

お前、早瀬が幸せになるなら、
自分のことなんかどーでもいい、って
気持ちになったこと、あるか?

それでもいいって思えるくらい
相手のことを大事に思えなきゃ、
誰かを幸せになんか、出来ねぇ。

今は、納得いかねーだろ?

それでいいんだ。
お前ら、これからいっぱいいろんな経験して、
いつかそういうことがわかるようになるから
心配すんな。

でも、
早瀬を、お前の成長に
つきあわせるわけにはいかねーから。

お前の
実家や
肩書きに惚れてくれる、
他の女を探してくれ。』


"ヒロくん"の前に
5000円札を一枚置き、
早瀬を連れて、店を出る。

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