第7章 自分の気持ち
要side
文哉に頼まれて、美琴の面倒をみていた。
でも、本当にそうなんだろうか?
俺が美琴と会いたかったからじゃないか?
バカどもの言動を聞いて、俺は本当に呆れて
いたのか?
ショックで何も言えなかったなんて、ないな(笑)
おもちゃを取られて、面白くないだけだ。
そうに違いない。
俺が一人の女性に夢中になるなんて、
あり得ないことだ。
あいつが居なくなって、もう恋愛はしないと
決めたじゃないか!!
俺はもやもやした気持ちだったが、勘違いで
全部を終わらせた。
そんな時に、文哉から土曜日に美琴を励まそ
うと連絡があった。
俺はいつも通りに返答していたつもりだった
が、バカどもに話を聞かせて、反省させる
ことを熱く言った自分に驚き、文哉も変だな
と感じているようだった。
俺らしくないな(笑)