第1章 片思い=年齢
それから、高校に入学してある男友達ができた。
その男友達の名前は文哉。
文哉は、オトメン。
バレンタインデーにクッキーを作って、
男友達に配るほどだった。
その時、文哉と同じ弓道部の下野くんが好き
にだった私は。
「文哉、私ね。」
「下野くんが好きだから、一緒に遊ぶ
きっかけ作って」
といえば
「おう。じゃあ、誘っとくよ!」
と言ってくれる本当にいいやつだった。
下野くんは、眼鏡をかけていて
「文哉。お前 美琴のこと好きだろ」って
よく文哉をからかって遊んでた。
そんな彼と私も一緒になって、
「赤くなってる!!やらしいな」
とからかっていた。
彼は、顔がカッコいいわけはなく、普通。
ただ、いたずらが成功した時の笑顔が可愛くて、初恋の人に似ていた。
とても優しいけど、いたずらが好きな人。
そんな彼と過ごせるように、文哉が遊びに行く度に、二人っきりにしてくれた。
後から聞いた話では、文哉は本当に私のことが好きだったらしい。
それは、文哉に彼女が出来てから聞いた(笑)
そして、 下野くんに高校3年間
毎年バレンタインデーのチョコをあげるけれど、私の気持ちに気づいてはくれなかった(T^T)