第17章 本当に大切なこと
文哉side
美琴に俺と要が呼び出されて、病室に向かった。
美琴の病室に入ると、美琴が
「文哉、要、来てくれてありがとう(*^^*) 」
「今回はいろいろご迷惑をおかけしました」
とすぐにお礼とお詫びを言った。
文「ほんとだよ」
「まぁ、お前が元気になったならいいけど
な!」
要「友達だからな」
と俺たちが言うと美琴は笑っていた。
「文哉には感謝してるよ!」
「要に連絡してくれて、お母さんとも連絡
取ってたんでしょ (結構前から(笑) )」
「は? お母さんから聞いたのか?」と言うと
「え、気づいてないと思ってたの?」
「あんだけ私の近況をお母さんが知ってた
ら、さすがに分かるよ(笑)」
「私がお母さんに色々話さず、心配かけてた
からね」
「本当にお世話になりました」
「今度からは出来るだけお母さんにも話すよ
うにするね!」と言われた。
美琴がいつの間にか成長したみたいで、
ちょっと寂しかった(笑)
それを見ていた要が
「子どもがこんなにも育ったのかみたいな顔
をするな」と頭を叩いてきた。
美琴はそのやり取りがツボに入ったのか、
笑いが止まらなくなった。
しばらく笑った後で
「要、助けてくれて ありがとう m(__)m 」
「おかげでみんなとまたバカ騒ぎできるよ」
「何で要があそこにいたのか分からない」
「だけど、それは私にとってどうでもいいこ
とだから、深く聞かないから安心して!」
「そして、私を好きになってくれて、
ありがとう」
「きちんと答えてなかったから、ちゃんと
話したくて、私は」
要「優輝が好きなんだろ」
「今回のことでそれを確信した、違うか?」
「さすが、要だね」
「よく私のことを分かってる(笑)」
要「どんだけお前の恋愛相談を聞いてると
思ってんだよ」
「幸せになれよ」
「あと、優輝になんか困ったら言え、闇討
ちしてやるから (笑)」
と二人がやり取りをしているのを俺は見守って
いた。
それから、しばらく経つと席を外してた優輝
が帰ってきたので、帰ることにした。
すると、帰り際に要が優輝に耳元で
「美琴を幸せにしないと、ただじゃ済まない
からな」と脅していた(笑)
それを見て美琴は
「二人で内緒話はずるい」と分かってなかっ
た(笑)