第2章 *Ⅱ*
「私が誕生日プレゼントとして何か取ってあげるよ。
さぁどれでも良いぞ。私に取れないモノなんて無いからな」
「プレゼント安上がりすぎだろ!」
「まぁまぁ」
『あれ?お前!何でここに居るンだよ』
後ろから聞き慣れた声がした。
「「あ゛…」」
まずい。実にまずい。
私達の交際は内緒にしてあるからだ。
コイツはとにかくモテる。
だから、私に女子の妬み嫉みが来る可能性は高かった。
コイツの考えで秘密にしていたのだ。
しかし、今この現状はどうしようか。
私とコイツの友達…
もとい、クラスの奴等が男女2人づつでゲーセンでたむろっていたのだ。
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