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【ハイキュー】エンノシタイモウトこぼれ話

第44章 【王者の命】その4


確かにそれは反論の余地がない。本当によくぞ鷲匠に怒鳴られなかったものだと思う。
そんな話をしていると木下、成田他烏野の連中もやってきた。

「よ、美沙さん。」
「あ、木下先輩。ちゅうか皆さんお疲れ様です。」

美沙が言うと烏野の連中は律儀に且つ口々にお疲れーと返す。

「早速やってるなぁ。」
「いや成田先輩、それはどないかと。」
「美沙っ、白鳥沢の方、ウシワカ達以外もめっちゃお前の事見てたぞ。」
「え、西谷先輩、ほんまですかっ。」
「お前な、寧ろ見られないと思ってたのか。」
「せやけど兄さん。」
「縁下妹、諦めろ。おめぇは日向の次くらいに他校と何か起こすのがもはや定番だ。」
「日向と一緒。」
「おい美沙っ、不満そーに言うなよっ。」
「そない言うけど1年で私にいっちゃん訳のわからん案件持ち込んでくるん、アンタと影山やで。」
「俺もかよっ。」
「セットやセット。それよりやっぱりあんたら2人凄いな。」
「お、おう。」
「マジか美沙っ。」
「うん。」
「美沙さん、何気に日向達の扱いうまい気がしてきた。」
「山口、ままコさんにいちいち感心しない。調子乗るから。」
「あ、月島、ブロック凄かったで。流石上背と頭持ってるだけある。」
「別に、素人のままコさんに褒められても。」
「大丈夫だよ美沙さん、ツッキー密かに喜んでるから。」
「山口うるさい。」
「ごめんツッキー。」
「美沙ちゃん、俺撮る時は格好良くよろしくなっ。」
「菅原先輩は心配せんでも映りええと思いますよ。」
「くっそ。縁下、妹がうまいこと言ってくるんだけど。」
「美沙なので。」
「東峰先輩と澤村先輩もちゃんと撮ってますからご心配なく。」
「ははっ、そりゃ心強いな。」
「あ、美沙ちゃん俺が緊張してる顔は勘弁な。」
「たまたま映り込んでもた場合は堪忍したってください。」
「美沙ちゃんが撮ったら結構きっちり映ったりして。」
「あはは、あり得ますね。」
「清水にやっちゃんまで。」

白鳥沢側からしたら随分緊張感がないように見えたかもしれない。
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