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【ハイキュー】エンノシタイモウトこぼれ話

第40章 【トラブルドゥトラベリング】その6


「縁下っ、1年ビビらせて何やってんだっ。どうせまた美沙さん絡みだろやめろっ。」
「そうだけど何か。」
「何もヘチマもあるかよっ。木下早く、縁下止めるの手伝って。」
「おいまた美沙さんかよっ、いー加減にしろってっ。」
「何だ何だどうした、うぉっ、縁下どうしたっ。」
「龍、多分あれだ美沙が修学旅行で何かあったんだ。」
「あの誤爆以外にまだ何かあんのかよ、流石縁下妹。」
「こらーっ、縁下っ、木下っ、成田っ、何やってるっ。」
「いや待て大地、木下と成田が縁下止めてるぞ。」
「うわ、じゃあこれ美沙ちゃん絡みかよ。」
「東峰、震えすぎ。」


このように宮城県では大騒ぎだったが兵庫県の方はどうだったのか。
少しだけ稲荷崎高校の様子を見てみよう。

「アッランくーんっ。」
「ええい侑うっさい、いきなり何やっ。」
「見て見てー。」
「見てー。」
「治、お前もかっ。んで何やっ。」
「生ままコちゃん、写真撮ってん。」
「なま、なんやて、侑。」
「生のままコちゃん。」
「いや治、助詞を挟めいう意味ちゃうから。2年誰か説明せぇっ。」
「侑が追っかけてるネットアイドルも京都に修学旅行来てて出くわしました。」
「本人ネットアイドルちゃう言うてたで。」
「そうそう、何やったっけ銀。」
「動画の再生数極少のその辺におるただの投稿者て。」
「待て銀、小作、何かそいつ色々おかしい。」
「俺もそう思うんですけどままコさん本人が言い張って聞かないんで。とにかくそのままコさんにリアル遭遇して侑は有頂天で治も引きずられて信者化しました。」
「信者言うな、俺はツムより冷静や。」
「同じDNAで何言ってんの。」
「何やと。」
「こら喧嘩すなっ。」
「これがその噂のままコちゃんか。」
「ええでしょ赤木さん、着物嫌い頑張って説得して着てもろたんですよー。」
「着物嫌いてまたレアやな。可愛いけど。」
「せやけどそれ、ちょっと可哀想やったんちゃいます。」
「何言うとんねん理石、普段女子やない子がちゃんと女子になってんぞっ。」
「本人さんが聞いたらめっちゃ怒りそうやなぁ。」
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