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【ハイキュー】エンノシタイモウトこぼれ話

第26章 【パニック at the 文化祭 後編 その2】


「日向の阿呆ぉ。」

事情を知らない日向は突然の阿呆呼ばわりに目をパチクリし白鳥沢の方は天童がほらぁと勝ち誇った顔をしていた。


とにかく結局は外部要因によりバレたのである。

「さっすが俺っ。」

天童がドヤ顔をしている。

「天童を褒めたかねーけどいやぁわかんねぇもんだな。」

瀬見が悪気なく美沙の頭の上から足の先までを眺め回している。

「喋らなかったら俺もわかんなかったです。」

川西があまり変わらない表情でほーと息をついている。
当の縁下美沙は流石に5度目となると開き直っていた。

「青城、伊達工、音駒、梟谷でもう十分やろ思(おも)たらウシワカさんとこまで来るとは思わんかったです。」
「その呼び方はやめろ。俺が見慣れなかったから来てみた。」
「やってみた動画やあるまいし。」
「それはお前の専門ではないのか。」
「よう覚えてはりましたね、私は更に描いてみた専門やけど。」
「先日お前がよこしたバーコードから動画を見ている。」
「何気にチャンネル登録もしているもんな、若利。」

笑う大平に美沙が意外な話を聞いてもたと呟くと五色が俺もっと声を上げた。

「俺も見てるぞっ。」
「おおきに、ところで五色君可愛い系やのうてごめんね。」
「うっ、ちげえ、あれはっ。」
「馬鹿。」
「あ、でも私は刺したりせぇへんのでご心配なく。」
「こっち見んな、薬丸。」
「私今縁下。」
「まだ言うか。」
「や、でも繰り返しで悪いけどマジで化けたなぁ。」

山形も感心する中で牛島がところでと口を挟む。

「電脳娘、下着がはみ出しているようだが。」

たちまちのうちに美沙は凍りついた。牛島以外の白鳥沢勢は天童と川西がブフォッと吹き出し五色が顔を真っ赤にし瀬見がバッカヤローッと叫び白布と山形は顔を引きつらせ大平がああもうとため息をつく。
そして我慢が限界突破した美沙はすぐに復帰してバッと牛島に向き直った。
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