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【ハイキュー】エンノシタイモウトこぼれ話

第25章 【パニック at the 文化祭 後編 その1】


という訳で外である。あまり人が来ないと思われる校舎の向こう側、既に人混みを回避してきたと思われる連中がたむろしているのがちらほら見える。
その中ででっかい他校の野郎ども―女子も含むが―がぞろぞろと10人以上、その中にフリフリのロリータ服を着た女子とちょろっと烏野の男子生徒4人、異様である。

「美沙ちゃんっ。」

早速野郎の声及びガバアッという音と

「ふぎゃーっ。」

女子の叫びが上がった。

「ちょっ、この人はほんま何度も何度もええ加減にっ。」
「いいじゃんここならさ。」
「ようないっ(良くない)人おるっ後いつも言うてるけど兄さん以外は抱っこ禁止っ。」
「クソ川っ、とっととその薄汚ねぇ手を離せっ。」
「ヤダッ、美沙ちゃんが今までで一番可愛いもんっ。」
「意味わからんしっ、兄さん助けてーっ。」
「ちょっと及川さん嫌がってるでしょっ、セクハラやめてあげてくださいっ。」
「そーだそーだ滑津の言うとおりだ、てか趣味悪っ。」
「二口はどさくさに紛れて馬鹿言わないのっ。」
「やっぱり好きなんじゃあ。」
「パンタロンは後でぶっ飛ばす。」
「岩泉さん落ち着いてください他校内でこれ以上の鉄拳制裁はヤバイっすっ。」
「離せ金田一っ。」
「縁下も落ち着け顔顔っ。」
「及川のままコ大好きは何なんだ、マジで。」
「さぁ。面白いのは確かだけど。」
「小原さん、僕らはどうすれば。」
「とりあえずこれ以上二口が何かしでかすようなら青根に行ってもらおう。」
「美沙さんがああいう格好してるの見れるなんて凄え今日俺来て良かったっ。」
「そういう問題なのか、黄金川。」
「え、吹上は何とも思わないの。」
「俺は別に。」
「えー。」
「あ、まっつん、スマホ渡すから今のうちに俺と美沙ちゃん撮って。」
「嫌やあああ、離してえええ。」
「めっちゃ嫌がってるけど。」
「いーからいーから。」
「いい加減及川さん止めないんですか、矢巾さん。」
「そこで俺に振るか国見。おい京谷行ってこいよ。」
「何で俺がてめぇに指図されなきゃなんねーんだ。」
「だったらままコさんあのままでいいのかよ。」
「ケッ。」
「矢巾ホントにまずいぞ、縁下君が笑顔でブチギレ寸前になってる。成田君と木下君が止めてるけど振り切りそう。」
「あと影山がさりげに震えてるのは何なんでしょうね。」
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