第24章 クリスマスイブ

「こうちゃんにねクリスマスプレゼントがあるの！」

小さめの箱を俺に渡してきた彼女。
開けるとオシャレな腕時計が入っていた。

「どう、似合うべ？」


「似合う！こうちゃん格好いい！」

彼女に褒められ嬉しくなった。


「理緒プレゼントありがとう。
じゃあ俺も理緒に。」

俺もプレゼントの袋を渡した。


「……ぬいぐるみ？」

そうプレゼントはテディベアのぬいぐるみ。
でもそれがメインじゃないんだ。


「ぬいぐるみのリボン見てみて。」

理緒は見つけた瞬間
目をキラキラさせて俺の顔を見た。

「リボンに指輪が付いてる！！」


「ピンキーリングだよ。つけてみるべ？」

彼女は頷き器用にリボンをほどいていく。
右手に小指につけて指輪を見せてくれた。


「星のモチーフで凄く可愛いね！
テディベアもありがとう！」

ニッコリ笑う彼女が可愛くて愛おしくなる。


「理緒おいで！」

俺が手招きすると抱きついてきた彼女。


「こうちゃんに愛されて私は幸せだよ！また来年も二人でクリスマスイブ過ごそうね。」


「ああ、来年もずっとな。……でもまだクリスマスイブはこれからだべ？」



「フフッじゃあこうちゃんベットに連れてって？」

俺の首元に腕を回し甘える理緒。



「俺のお姫様はワガママだなぁ。
そんな所も可愛いけどっ。」

俺は理緒の頬にキスをして
お姫様抱っこで彼女をベットに運ぶ。


これからうんと愛して
忘れられない夜にしてあげるよ。