第24章 クリスマスイブ
今日はクリスマスイブ
彼女の理緒と夕方から待ち合わせ。
「こうちゃんお待たせ!」
白ニットに赤いミニスカート
そして緑のコートを羽織ってきた彼女。
「クリスマスカラーだね。可愛い!」
「エヘッありがとう!」
少し照れ笑いした彼女は俺の手をギュッと握ってくる。
「こうちゃんの手暖かいね。」
「だべ?理緒への愛が詰まってるからなぁ~」
そんな事を話しながら手を繋ぎ
彼女と約束していたイルミネーションを見に行く。
大きいツリーに
キラキラと電飾された樹木に光のトンネル。
青くライトアップされた噴水は
とても幻想的だった。
「理緒!」
俺はイルミネーションを見ながらうっとりしている彼女を向かせ顎をクイッと上げる。
彼女が目を瞑るとキスをした。
「こうちゃん大好きっ!」
腕を絡ませ甘えてくる彼女は可愛い。
一通りイルミネーションを見てから
俺の部屋で彼女と過ごす。
暖かい部屋でチキンとピザで乾杯。
まだ未成年だからシャンメリーだけど(笑)
そして小さいホールケーキを二人で食べる。
そんなベタなイブでも彼女は楽しんでくれた。