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白いアリスは彷徨う

第20章 学園島








きっと私は、何も守れないのだろう。











自分では守ってるつもりで、でもそれは誰かを犠牲にしていて。





私はそういう人間なのだろう。



自分の勇気が足りないせいで、誰かが犠牲になるのだ。












誰も道を間違えない人なんていないだろう。けれど、きっと私は間違えた道を正しいと信じ込みたい人間だ。









だから私は決断できない。














何を捨てて何を拾うのか。









何を第一に守るべきなのか。












それが、私という存在なのだろう。








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