• テキストサイズ

白いアリスは彷徨う

第18章 白雪









葦中学園にセプター4が行ったらしい。



ひこが言っていた。
















まぁ隠れるには最適だなぁなんて思っていた。













怜「多々良、吠舞羅が葦中学園に侵入するには?」
多々良「うーん・・・燃やす?」
怜「だよね。」







そんな事されると設備の見直しが・・・。








怜「・・・多々良、出かけよう。」
多々良「え、いいの?」
怜「ずっと部屋にいるのもよくないし・・・ひこも今はセプター4。」
多々良「・・・ならいいけど。」



怜「変装したいならするけど。」
多々良「いいねぇ。やろっか!」




相変わらずノリの軽い人だ。

























十束多々良はキャスケットを被ってサングラスを着用している。

怜はというと十束多々良と同じキャスケットに髪をまとめて入れている。





怜「・・・軽すぎる変装ね。」
多々良「まぁまぁ。気付かれないでしょー。」






怜と十束は二人で町を歩いていた。






傍からみればただのカップルだが残念ながら現実は甘くない。




















多々良「・・・あ。」








二人の正面からやってくる3人。



白い少年、伊佐那社とピンクの髪の女の子、黒い長髪のポニーテールの男の子。






怜「・・・。」









怜は十束の腕を掴むとツカツカと進む。


すれ違ったが、十束の動揺は変わらなかった。









「にゃ!」
「ネコ?どうしたの??」
ネコ「さっきの人、シロを助けてくれた人と一緒の匂い!」









シロを助けてくれた人と一緒の匂い?・・・私か!?

でも、あの時彼女はいなかった。彼とネコと美咲と草薙さん・・・ネコ?











彼女、先ほどネコと呼ばれていなかっただろうか?














黒い長髪の人がこちらにツカツカと歩いてくる。



考えている場合ではなかった。




十束の腕を掴んだまま平然を装ってとにかく歩く。












/ 172ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp