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白いアリスは彷徨う
第3章 親
再びベッドに潜り込んだ猿比古と怜。
怜「・・・ごめんね、ひこ。」
猿比古「・・・あんなの、放ってればいい。」
猿比古は怜の方に身体を向ける。
怜「ひこ、一人は寂しい。」
猿比古「・・・あぁ。」
次に二人が目を覚ました時、大人はすでにいなかった。
二人は着替えて、また二人で一緒にいる。
何かして遊ぶ、というわけではない。ただ、一緒にいるのだ。
それだけで、二人は満足していた。
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