第4章 私とミカエラ
時計を見ると8時50分。
日付は意識を失ってから2日たっていて、どうやら私は丸2日間も眠っていたのだ。
ベットには私1人。
「ミカがいると思ったんだけどなぁ、、」
私はポツリと呟くと、後ろから「いるけど」と声がした。
びっくりして、猫みたいに飛び上がってしまった。
後ろを見るとそこにはミカエラがいた。
ミカエラは笑っていた。いつもみたいな優しい笑顔。
と、思うと急に真剣な顔になった。
「ごめんね、ごめんね。怖い思いさせてごめんね。痛い思いさせてごめんね。僕は気が狂ってたんだ。傷跡残ってない?」
ミカエラは私の首元を見る。
顔が近い。それどころじゃないくらいに近い。
「あ、えっと、うん。だ、大丈夫だよ気にしなくて、、ミカだったから怖くなかったし、、、」
なんていって、私は誤魔化したように言った。