第10章 記憶
あれから、何年か何ヶ月かたってある日の出来事。
人類が滅亡した。
そして、吸血鬼に支配されるようになった。
家畜になった。
白夜孤児院の家族全員で暮らすことができた。息苦しくはあったが、やっぱり家族と暮らせるだけマシだった。
ご飯もちゃんと食べれるし。
いつからだろうか。夜中にミカが家を出る。
トラウマのせいか、追いかけることは出来なかった。
昼間に聞こうと思うけどなかなか、言えずにいた。
そしてそのまま聞くことはなく、だけど、何となく意味のわかる結果となった。
そう、ミカが銃と地図を持ってきたのだ。