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My important place【D.Gray-man】

第45章 10/31Halloween(番外編)



「しかし私も、ハロウィン参加などしてよかったのであろうか…」

「え?なんで?」



不意に肩を下げつつ不安げな表情を纏って現れたのは、見事な蝙蝠の羽を二つ下げたクロウリー。
真っ黒なマントを羽織った姿は、闇に同化する正に蝙蝠男のよう。
しかし表情はどことなく硬い。



「私は大人である。ハロウィンは本来、子供が大人から菓子を貰う為に変装する日であるよ」



きょとんと首を傾げる雪に、至極全うな問いをクロウリーは向けた。



「そんなに拘ることでもないんじゃないかな」

「しかし…」

「子供心は大人だって持ってるものだし。大人が仮装しちゃ駄目なんてルールもないし。折角の行事だから、皆で体験したいでしょ?」

「それは…まぁ、」



そう笑う雪の言葉に同意できたからこそ、クロウリーだけでなくマリやミランダ達成人組もこの場にいるのだろう。



「"コムイ室長の薬で変な姿に変えられた日"なんて憶えておくより、"楽しくハロウィンを過ごした日"だって記憶してた方がお得だし。それにエクソシストは参加してくれないと」

「はて?何故であるか?」

「だって今日の主役はエクソシストだから」

「?」



一体何故エクソシストが主役だと言うのか。
不思議そうに目で問いかけるクロウリーに、雪は言葉なくにっこりと笑ってみせた。



「はいはーい。オレも腑に落ちねぇこと一つあんだけど」



そこへ、はいっと挙手しながら参加を申し出たのはラビ。



「何?南瓜への不満ならもう諦めてよね」

「違ぇし。ミランダが可愛いのは認めるさ。文句なし。リナリーだって普段見られないコスだから、まだ納得できる」

「? なんの話」



不満そうな顔でラビがじろじろと見てくるのは、雪のこと。



「でも雪のその格好はなんさ。言い出しっぺが一番甘い!」

「へ?」



ビシ!と指差され、つい自分の格好を見下ろしてみる。
そんな雪は、ミランダと同じく未だに立派な狼の獣耳と尾を生やしたまま。
ふわふわのグレーのニットワンピースを一枚身に纏っていた。

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