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六つ子にお兄ちゃん!?

第11章 チョロ松の本心


『ただいまー…』
俺は扉を開けて直ぐに持っていた買い物袋を端の方においたとたんバダバタバタ!と走り込んでくる…おわかりでしょうそれは…

十)おかえりなさーーーい!!
『ウグッ!…十四松相変わらず元気な事で…』
また痣が増えるな…

俺は十四松から盛大なお迎えを受けたあとにパタパタと向こうからチョロ松が歩いてきた

チ)お帰りなさいアイ兄さん…って何その魚の量は…シッポ飛び出ちゃってるけど…
『あー…久しぶりにウロウロしてたらトト子に会って…』
チ)トト子ちゃん!?
おおぅ!?…どうしたよ、チョロ松?
急に大きな声を出したチョロ松は目を白黒とさせながらイヤッ…ナンデモナイヨ…と羽切の悪いチョロ松どうしたんだ?



チョロ松side

アイ兄さんがトト子ちゃんに会った…自分で買い物に行かせたのに後悔が半端ないんだけど!!
…いちいちトト子ちゃん家とは違う方に行くように紙に書いたのに…チッ…

トト子ちゃんは明らかにアイ兄さんに好意を抱いている…じゃないとこんなに渡さないでしょ…アイ兄さんは僕が言うのもあれだけど凄く鈍い…特に恋とかそう言う事に特に鈍い!
自分に告白されてるのに自分ってわからないぐらい…だから僕らがアイ兄さんのこと好きなのも気づかれなかった…
まぁそのお陰で変な女つかなかったんだけどね…

…僕は幼なじみとしてはトト子ちゃんは可愛いと思う…でもアイ兄さんの事でなら別だ…
トト子ちゃんには僕らと違うものを多く持っている…僕はそれを羨ましく思っていた…トト子ちゃんは女の子…アイ兄さんと結ばれる事ができる…それに可愛い、アイ兄さんだってゴツい男より柔らかい…ンンッ!…女の子のほうがいいに決まってる…


でもまだ僕らのが優勢だよトト子ちゃん?…アイ兄さんは僕らを裏切らないから…僕らが好意を抱いてるのを知ってるから僕らの思いに答えようとする…アイ兄さんにトト子ちゃんが思いを伝える前に僕らが…僕がガンジガラメにして…それでもダメなら閉じ込めちゃうから…トト子ちゃんが入り込む隙なんてあたえないから…ゴメンね?
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