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六つ子にお兄ちゃん!?

第12章 父と母の不在


トド松side

僕は困惑気味なアイ兄さんを放置したまま一旦アイ兄さんの部屋を後にする、しかし同時に後悔が過る。

ト)あーあー…でもあんなに近くにアイ兄さんがいて、あんなに触れられて何もないとか…まぁ言い出したの僕なんだけどね…

僕のバカ…と小さな声で呟きながら、地面を蹴るそぶりをする。
その間も相変わらず悶々とした僕は嫌でもそんな気にしてしまう。

ト)…はぁ可哀想な僕…
自室に戻り、誰もいないことを確認した僕は布団に潜り込み、ノソノソとズボンを脱ぐ。

ト)…っ……はぁ…っ…
自身に触れながらユルユルと上下に動かす…
夜のアイ兄さんを思い出しながら…

ト)アイ…っ兄さぁん…っ…!ひゃぁ…!
できる限り声を落とそうとしても喘ぎ声は漏れてしまう。

その時だった…。

ふーん…こんな朝っぱらから一人でしちゃってさぁー…

ト)へぁ…?
とても情けない声が出たと同時に襖がスッ…と開くそこには…

『しかも俺のなまえでさー…何?今さっき怒ってたのってそう言うこと?』
ト)アイ…兄さん…!
『そうだよ?アイ兄さんだよ…?』
そう言うと僕の潜っている布団をひっぺがし
そのまま横に座りこんだ

ト)ちょっ…!なにこの状況!?
『んー?いやぁトド松のこんな姿いつ拝めるかわかんないし?俺のこと思いながらするトド松は可愛いし?でも俺が隣の部屋に居ること忘れて一人でスル声が駄々漏れなのは頭に無かった?』
ト)っ…!
そうだった…寝不足とこの悶々とした物をどうにかしようとして僕の思考回路はかなり可笑しくなっていた…すぐとなりの部屋に入って…兄さん達も居ないこんか静な部屋だ…声なんて…。

ト)ず…ずっときいてたって事…?
『うん。てか…聞かされてたのかなって?』
ト)そっそんなわけないじゃん!バッカじゃないのぉっ!
『その姿でおこられてもなぁ。』
僕はハッ!とする…そうだ今の僕の姿って…

ト)イヤァ!見ないでよぉ!
『何でだ?俺のためにコレ勃たせて…可愛いなぁ…喰っちゃいたい…。』
ゴクリ…と喉がなる…それは僕が求めていたもので、同時に普通は感じ得ない非日常への一歩である…。

まぁ…僕がアイ兄さんに言う返答なんてもう決まってるけどね…。
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