第8章 嫌い【R18】
意味がわからない。
「どうせ一人ぼっちでいる奴が面白くてからかってそういうこと言ってるんでしょ、そういうの嫌いなの私。」
そう言ってその場を立ち去ろうとしたとき、強い力に引っ張られて引き戻された。
「わっ!?」
その瞬間、河田は私に口づけした。
私はびっくりして河田を突き飛ばした。
「は!?何やってんの、ここ学校……!」
河田はまた私に近づいて、私は後ずさりする。
だが後ろはもう壁で、河田と壁の間で身動きを封じられてしまった。
河「学校じゃなければ良いんだな…?」
「何言って……
私の言葉を最後まで聞かずに腕を引っ張られた。
「ちょっと!!放してよ!!」
抵抗してみるは良いが、男の力には敵いもしない。
あっという間に、学校から近い河田の家まで連れてこられてしまった。