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銀の風

第19章 再開とコインゲーム


 ヒュッ    パン!


うっわどんどん速くなってるよ…


《だめだ!!見えない!!》

おいぃぃぃ!頼むよゴォォン!!


「どっちだ?」

「私は右手だ」

「じゃ、オレは左手」

「オレも左手」


メガネさんが開けた手には…

「当たりは左手…これで残りは2人……」


ま、まじかァァァ!!(焦)


「いくぜ」

「ちょ「ちょっと待って!」…へ?」

「何だ?時間稼ぎなら1人ぶっ殺すぞ」

さっきから殺すしか言えないのかあなたは。


「レオリオ、ナイフ貸して」

何かこっちも危ないこと言い出したよ!!


「安心してよ。暴れたりしないから」

そう言って、ゴンは左目の腫れを切った。



うう…痛そー…。

「よしOK、よく見える。どんと来い!」


おお、ゴンの視力復活!これは心強い!!
…なんかオレ、チキンみたいじゃん…(泣)


「…フン!」

 ヒュッ ヒュッ


「どっちだ?」

「「左手!」」

「…やるな」


よしよし。いやーゴンも一緒だと安心するね。

何かテストの後に自分と同じ解答の人
見つけた感じ。


「じゃ、こいつはどうだ?」

…ん?3人??


 ビュォオッ!!


「さあ……誰が持ってる?」


《な、なんつー速さだ…殆ど何も見えねー…!》

《悔しいが…何も見えない!ゴンとフーガは
 見えているのか…》














「後ろの、こっちの人でしょ?」

「ついでに言うと左手」

「「!?」」


オレとゴンが予想した人が開いた手は……


左手、そしてコイン。 おっしゃ!!


「フ…すばらしい!!」

周りの執事さん達から拍手があがった。
…カナリア、お疲れ様です。



「ゴーン!!フーガー!!」

「この声は…!!」

「キルア!!」


「いやー、少し悪フザケが過ぎました。大変
 失礼いたしました。しかし、時間を
 忘れて楽しんでいただけたでしょう?」

「あ…もうこんな時間たってたのか。いやー、
 あんた迫真の演技だったぜ」



ちょっと待てェェェエエ!なんかメガネさん
嬉しそうに目ぇ細めてっけどわからんぞォォォ!


あの笑顔の裏で何考えてっかわからんぞォォォ!!

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