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銀の風

第19章 再開とコインゲーム


「あそこよ」

「ん?」


カナリアに着いて歩くこと数分。屋敷みたいな
建物が見えてきた。

…これ執事室?少なくとも"室"じゃないよね。
"家"だよねこれ。


で、入口にはカナリアと同じ黒服執事達が
お出迎え。

威圧感感じるのはオレだけですか?









「先程は大変失礼いたしました。奥様から
 連絡があり、あなた方を正式な客人として
 迎えるよう申しつけられました」


あのロボットマザーか。てか、あの目で
見えてんのかな…。


「ごゆっくりおくつろぎください」


くつろいでくれって言われても…こんなに
囲まれてんじゃ逆にドキドキするんですけど…


ってレオリオ本題出すの早っ!!





「その必要はございません。キルア様がこちら
 に向かっておいでですから」

「!! 本当!?」

「ええ。もうしばらくお待ちください」


やったね!もうちょっとでキルアに会えるぜ!

…ちょっと家見てみたい気もしたけど、
まぁいいや!



「さて…ただ待つのは退屈で長く感じるもの。
 ゲームでもして時間を潰しませんか?」

「ゲーム?」

「ス〇ブラか?オレの弱さなめんなよ!」

「え、フーガ何それ?」

「任〇堂の格ゲー!」

「ちょ、フーガ黙れ!!」

「あの…よろしいですか?」

「あ、すいません」

「では…」



メガネさんはポケットから取り出したコインを
弾く。

 パシッ

あ、こーゆーやつか。


「コインはどちらの手に?」

「「「「左手」」」」

楽勝!めっちゃ見えてたぜ!


「御名答。では次はもっと速くいきますよ」

そしてまたコインを弾く。

 パン!!

「さあ、どちら?」

「また左手」

「オレも」

「すばらしい。じゃ次は少し本気を出します」


…ん?本気?今のもまあまあ速かったけど…





 ビュオッ!








………速ェェェェエエ!!ビュオッって何!?
そんな音する!?

いや、一応見えたけどさ!!


「さあどっち?」

「ん~、自信薄だが……多分右…」


ちょ、多分で言うなよレオリオ!!(怒)
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