第8章 奇術師と仲間と…?
退けないなら…進むしかないっ…!
僅かに見つけたトランプの間の突破口。
そこめがけて飛び出した。
ビッ
1枚、頬を掠ったけど脱出成功!!
(……危なかった…)
ガシッ
「!!」
しくった…
避けるのに必死になりすぎてヒソカのこと
忘れてた…!
ギリ…
「くっ…かはっ…」
ちょ、浮いてるぞオレ!!
首掴まれたまま浮いてるぞ!!
あー、力使いすぎたな…
何かぼんやりしてきた。
うっすら目を開けると
目の前には相変わらず気味悪い笑みを浮かべた
ヒソカがいる。
「ククッ♠キミもいい顔だねぇ♥」
グッ
「…っ!!」
ヒソカが言い終わるか否か、
オレの首を掴む手にさらに力が込められた。
そこでオレの意識は途切れた。