第8章 奇術師と仲間と…?
「やっば!!」
急いで気持ちを落ち着かせると
元に戻ったっぽい。
一気に疲れが押し寄せてきた。
「…っ…!」
「フーガ?大丈夫?」
「あ、あぁ 気にすんな」
それよりも…
誰かアイツのニヤニヤを止めてくれ。切実に。
寒気止まんねーよ。
「ゴンって言ったっけ?キミも合格♥
いいハンターになりなよ♣」
だから何だよ合格って…
「キミはまだだったね♠」
―ゾクッ―
もう逃げたいんですけど。
今すぐ全力でここから逃げていいですか。
あー、そしたらゴンがなー…
うーん…
…お? クラピカ(の気配)?
ラッキー🎵
「ゴン、もう少ししたらクラピカが来る。
クラピカと一緒にレオリオ連れて
先に行ってくれ」
「え?…でもフーガは?」
「あー、コイツ何とかしてすぐ戻るからさ!
あと、これ持っときな」
ゴンに渡したのは、キルアに
渡したのと同じ腕輪。
「それから伸びる光の方向に
行けばキルアに会えっからさ」
「…うん。ありがとう」
ヒソカの方を警戒しつつも、ゴンは
素早くレオリオに駆け寄り
担いで茂みの中へ消えていった。
クラピカの心が安心した感じになったから
多分無事に会えたんだろう。
(ほっ…よかった)