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銀の風

第7章 詐欺師の塒


「レオリオ!!」

「!? ゴン!!」


やっぱレオリオだった?

あんまあっちの方気にしないように
してたから、いまいち気配が
分からなかった。


「っ! わり、オレも行くわ!」

「おまっ…ざけんな!!」

「ぅおう"!?」


まさかの顔面スライディング!!

…いや、走ろうって思ったのに
後ろから服引っ張られたら誰だって
コケるでしょ。


「ってーな!何すんだコラァァァ!!」

「だーから!お前さっき自分で言ってただろ!
 この霧ん中、はぐれたら一発アウト
 なんだぞ!?」

「んな事わーッとるわぃ!!
 とりあえずコレ持っとけ!!」


キルアに投げつけるように渡したのは
オレが唯一見つけた形見の腕輪。
シンプルな銀色で、緑色の石がはめ込まれてる。


「それバラバラになったらもう片方を探して
 光でるから!じゃなっ!!」

「はぁ!?おいっ、フーガ!!」


悪いな、キルア。

ゴンもクラピカもレオリオも
見捨てらんねーわ。





やっと出逢えた 大切な仲間だからさ


 


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