第7章 ???の姉《後編》(逆転裁判)
オマケ
「そういえば御剣は菜々子ちゃんの指輪の花、何か知ってるのか?」
成歩堂は思い出したかのように言った。
「あぁ……昔、彼女が言っていたのを思い出してな。
あの花はエリゲロンという小菊に似た花だそうだ。
花言葉は遠くから見守ります。
聞いたときはなぜそんな花言葉をもつ花にしたのかわからなかったが、今ならわかる。
弁護士になると決めた瞬間、もう冥のそばには居られないと思った彼女らしい選択だったのだ」
「そして私はそんな彼女が好きなのだ」
御剣の言葉の後に真宵が御剣のモノマネをしながら言った。
「だから違うと言っているだろ!!」
「では妹の狩魔検事のほうが好きなのですか!?
やっぱり同じ検事のほうがいいのですか!!?」
春美が否定する御剣にやや食い付き気味に聞く。
「いやーそこはやっぱり弁護士の菜々子さんのほうが禁断の恋って感じで燃えるじゃない?」
「まるでロミオとジュリエットみたいですものね!」
否定する御剣を無視して盛り上がる真宵と春美。
「大変だなぁ御剣」
「笑ってないで助けろ成歩堂!!」
「で、実際のとこ菜々子ちゃんと狩魔検事、どっちが好きなの?」
成歩堂は御剣と無理矢理、肩を組み御剣を逃がすまいとしている。
「ぐぬぬぬぬっ!!
だ………誰か助けてくれぇぇ!!!」
という御剣の声が裁判署内に響いたそうだ。
nextあとがきという名の謝罪