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うちの◯◯がお世話になってます

第7章 ???の姉《後編》(逆転裁判)




地方裁判所のとある控室で成歩堂、真宵、春美そして菜々子の4人は裁判が始まるのを控室に置いてあるソファーに座って待っていた。


「いよいよだね……」

「結局、本当の殺害現場も狩魔検事の行方不明のお姉さんも見つかりませんでしたね」


真宵と春美はそう言うと溜息をついた。


「ナルホドくん………今日の裁判、大丈夫なの?」

「わからない……。
でも、狩魔検事が無実ならどこかにそれを証明できる証拠があるはずだ」


成歩堂はまっすぐ壁を見つめて言った。


「菜々子弁護士、そろそろ始まりますので準備をお願いします」


係官が控室に入ってきて、そう言うとすぐに出ていった。


「……じゃあ、お先にいきますね」


菜々子はソファーから立ち上がると裁判で使う資料を持って控室から出ていこうとした。


が、扉の前で立ち止まった。


「成歩堂さん」

「なんだい?
菜々子ちゃん?」

「私がそちらに行くまで裁判を終わらせないでください」


菜々子の言葉に皆、首を傾げる。


「私がこの裁判の鍵を握っているかもしれないので」


そう言うと菜々子は控室から出た。


「菜々子ちゃんが裁判の鍵?」

「それって菜々子さんが裁判所の鍵を持っているってことですか?」

「はみちゃん………。
さすがにそれは違うよ」


成歩堂は真宵と春美の会話に頭を少し抱えた。


「やっぱり、菜々子さんが狩魔検事のお姉さん……?」


うーんと3人は首を傾げる。


「とにかく、菜々子ちゃんがこっちにくるまで裁判を続けなきゃ」


成歩堂はぐっと拳を握る。


「成歩堂弁護士、そろそろ裁判の時間です」

「よし、いっちょやるよ!
ナルホドくん!!」

「頑張りましょう!!」


係官の呼び掛けに成歩堂たちも法廷へと向かうのであった。


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