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うちの◯◯がお世話になってます

第6章 ???の姉《前編》(逆転裁判)




「ところで捜査はどうだ?」

「菜々子ちゃんが本当の殺害現場は狩魔検事の検事室じゃないと気がついて今、探してるんだけど何せ広いからさー。

とりあえず第一発見者の話でも聞きに行こうかなーって思っているんだけど」

「それは無理だな」


成歩堂の考えを否定する御剣。


「なんで第一発見者に話を聞くの無理なんですか?」


真宵が首を傾げた。


「第一発見者が現役の警察官だからだ」

「警察官!?」

「ちなみに冥を尊敬するあまり、冥の真似をして鞭を持っている」

「鞭!?」

「そういえば被害者も警察官だったな」

「被害者も!?」


御剣の1つ1つの言葉に成歩堂達は驚く。


「被害者、警察官なのかぁ………。
ちょっと後で警察署のほうに行ってみようかな」

「そうしたほうがいいだろう。
私の予想だが、検事局に殺害現場はないと思う」

「どうしてそう思うんだい?」

「もし、真犯人が検事で、殺害を突発的にしても計画的にしても死体を検事局に隠すと思うか?」

「そうか………死体を隠すならなるべく自分の疑いを遠ざけるために自分とは関係のないとこへ隠そうとするか」

「ちょっと待って」


成歩堂と御剣の会話に待ったをかけのは真宵。


「狩魔検事に怨みを持っててわざと狩魔検事に罪を擦り付けるためにやったって可能性は?」

「それなら凶器を鞭にした時点で冥が犯人だと仕向けている。
わざわざ冥の検事室へ死体を運ぶことなんてしなくていいぐらいな」


真宵の言葉に御剣が言った。


「そうだよ。
なぜ、犯人は死体を狩魔検事の検事室に運んだんだ?」

「あー!!
もう全然わからなーい!!」


成歩堂の疑問に真宵はとうとう匙を投げた。




コンコンッ




御剣の検事室のドアがノックされた。


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