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うちの◯◯がお世話になってます

第6章 ???の姉《前編》(逆転裁判)




「そういえばどうして成歩堂法律事務所にしたのかって聞いたときも同じこと言ってたよね菜々子さん」

「はい。
だから私、ちょっと気になって……」


真宵と春美はうーんと顎に手をあて考える。


「御剣は他に何か言ってなかった?」


成歩の質問に春美は思い出したことがあったのか両手を軽く叩いた。


「そういえば菜々子さんが御剣検事さまのお知り合いに似ていると言っておりました!」

「御剣の知り合いねぇ………」


春美の言葉に成歩堂は少し考える。


「御剣検事って狩魔検事と兄妹弟子だから狩魔検事がお姉さんからもらった鞭の話とか行方不明のお姉さんの話、聞けないかなぁ?」


なんとなく、真宵がそう呟いた。


「それだ!
真宵ちゃん!」


そして成歩堂達は御剣に会う為に御剣の検事室へ向かった。
3人は御剣の検事室へ入ると、御剣は書類を整頓している最中のようで机の上はファイルと書類が散乱して近くにはティーセットが置いてあった。


「どうしたんだ成歩堂?」

「実は、狩魔検事が使ってる鞭が行方不明になったお姉さんからのプレゼントって聞いてさ。

なんでもいいからその行方不明のお姉さんと狩魔検事の鞭について何か知らないか?
どうも事件の鍵を握ってる感じがするからさ」


成歩堂の言葉に御剣は書類を整理していた手をとめる。


「冥の姉………名前は菜々子と言って、2人は共に検事になるのを目指し、私と一緒に先生からいろいろ教わった。

そして、冥が検事になった次の日に菜々子は狩魔を理由はわからないが出ていった」

「ちょっちょっと待ってくれ!
御剣、行方不明のお姉さんって菜々子っていうの?」


冥の行方不明の姉と自分の姉弟子の菜々子が同じ名前に驚く成歩堂。


「私も、驚いた。
名前が一緒だけではなく雰囲気もどことなく似ていていてずっと冥の姉の菜々子ではないかと思っていた」


御剣はそう言うと机に置いていたティーカップを手にとり、中の紅茶を飲んだ。


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