• テキストサイズ

うちの◯◯がお世話になってます

第6章 ???の姉《前編》(逆転裁判)




「めーいー!!」


1人の少女がもう1人の少女に走り、近づく。


「なぁに?」


めいと呼ばれた少女が振り向く。


「検事、合格おめでとう!
これお祝いのプレゼント!!」

「いいの!?
ありがとうっ!!」


めいは嬉しそうに少女からプレゼントを受けとる。


「開けてもいい?」

「いいよー」


少女から許可をもらい、めいはプレゼントの包みを開ける。


「ムチ?」

「うん。
今のは短いでしょ?
でもこれだと長いからずっと使えるかなって思って!」

「嬉しい!!
大切に使うねっ!」


そう言うとめいは嬉しそうにプレゼントの鞭を抱き締めた。


「実はね……。
このムチには秘密があってね」


少女はイタズラが成功したような笑みを浮かべながら、めいの耳に内緒話をするように口を近付けた。















この後の言葉はなんだったっけ?



そう思いながら狩魔 冥は目を覚ました。


「夢…………?
ずいぶん懐かしい夢を見てたわね………」


冥はそう言いながら体を起こした。


「えっ?」


目に飛び込んできた光景に冥は動揺した。


何故なら、自分の検事室に男が死んでいるのである。


しかも、その男の首に巻き付いているのは自分の愛用の鞭だった。



「どうして……?
一体何があったの……?」


状況が全く飲み込めない。
冥は頭を抱えた。


「狩魔検事ー!
頼まれていた資料をお持ちしました!」

「っ!!
来ないで!!」


冥はとっさにドアの外から聞こえてきた声に言ったが、既に遅かった。


「えっ?
きゃああああ!!!」


その悲鳴にどんどん人が集まる。


「狩魔 冥。
殺人容疑で逮捕する」


気がつくと冥の両手に手錠がかけられていた。

/ 230ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp