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うちの◯◯がお世話になってます

第1章 東峰 旭の妹(ハイキュー!!)




体育館を出た菜々子は下駄箱に向かって中庭を歩いていた。
ふと、菜々子は自分の名前が呼ばれたような気がして振り返った。


「菜々子!」

「ノヤくん?」


走ってきた西谷は菜々子の前で止まった。


「菜々子!!
俺に股ドンをしてくれー!!」

「……………はっ?」

「もしくは壁ドンをさせてくれー!!」


西谷の叫びに登校中の他の生徒達も歩みを止めて2人を見ていた。


「何言ってるの、ノヤくん」


菜々子は思いっきり眉間にシワを寄せた。


「前からお前のこと気になってた!
だから、俺と少女マンガみたいな恋してみよう!!」


バッと西谷は自分の右手を差し出した。


「…………意味不明。
私、少年マンガしか読まないから」


プイッと菜々子は正面を向くとスタスタ足早にその場を逃げるように去った。


「俺、諦めないからなー!!!」


西谷は菜々子の背中に向かって叫んだ。


「………バッカじゃないの」


そう呟いた菜々子の頬は微かに赤かった。













「えっ?
西谷、菜々子のこと好きだったの?
えっ!?
なんか菜々子もなんか満更でもなさそうだし………。

えっ!!?
ふ、ふふ2人が付き合ったらどうしよう!!??」

「旭、お前は黙って赤飯でも炊いとけ」


物影から様子を見ていた旭に澤村がそっと肩に手を置いて言った。



おわり


nextあとがきという謝罪


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