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うちの◯◯がお世話になってます

第17章 加古 望の妹(ワールドトリガー)




ボーダー隊員は10代〜20代の男女だからか隊員同士の恋愛系の噂が広まるのは早い。


そして今、1番新しくて話題になっている噂が……………


" 加古 望と二宮 匡貴が付き合っているらしい "




「デタラメもいいとこだ。
どういう脳みそをしていたら俺があの女と付き合っていると思うんだ」


噂の真実を確かめてみようと二宮に声をかけた出水 公平と米屋 陽介は二宮に思いっきり睨まれた。
2人は思わず面白半分で聞いたことを後悔するぐらい怖い表情を二宮はしていた。




なら、自分達が見ているコレは一体何なのだろう?
二宮に睨まれたあの時の記憶を思い出しながら出水と米屋は自分の目を何度も擦った。
だが、2人が見えている光景は変わらない。
ならば夢かと思いお互いがお互いの頬をつねったが、痛みがあったので夢でもなかった。
なんと二宮と加古がデートしていた。
大学近くの最近できたお洒落なカフェで。


「おいおいおいおいおい!
やっぱりあの2人付き合ってるんじゃんか!!」

「しっ!!
出水、声がデカい!
一応外にいるけど何がきっかけでバレるか分からないから隠れるぞ!!」


米屋の提案で2人はとりあえずカフェの窓横の壁へ背中をくっ付けて隠れた。
幸い二宮達の席は窓からほどよく離れており、目立つことをしなければバレないだろう。
出水と米屋はそっと二宮と加古にバレないように店内の様子を伺う。
二宮達は向かい合わせに座って仲睦まじい様子で話をしており、二宮が加古を見つめるその目はまるで恋人を愛しむような目だった。


「茶化されると思って嘘ついたのか?」

「二宮さんは言わないってだけで嘘はつく性格じゃないと思うだけどなー」


出水の言葉に米屋は確かにと頷いた。


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