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うちの◯◯がお世話になってます

第16章 及川 徹の姉(ハイキュー‼︎)




みんな目指す目標は同じだと思っていた。


「悪いけど来年から就職活動始まるから抜けさせてもらうわ」

「はぁ?
何の冗談?
このメンバーでメジャーデビューしようって言ったやないの」

「嘘、本気にしてたの?
普通に考えてデビューできるわけないじゃん。
現実見なよ」

「なんやて………!!」


突然のメンバー同士の衝突。


「申し訳ないけど………私も抜けさせてもらってもいいかな。
親にバンド活動反対されちゃって…………」


そしてメンバーは1人、2人と抜けていって最終的に残ったのはたったの2人で…………バンドは活動は休止になった。











「はぁぁぁ………………」


及川 菜々子は大学の夏休みを利用して宮城の実家へ帰ってきていた。


「何なの?
帰ってきてから溜息ばっかりで。
おかげで勉強に手がつかないんですけど!」


菜々子の弟である徹が溜息ついてばかりの菜々子に向かって文句を言った。


「いいじゃん溜息ぐらいつかせてよ………。
あんたに迷惑かけてないでしょ………」


菜々子は徹にあっちいけと言わんばかりにしっしっと手を振る。


「それが迷惑だから言ってんの。
姉さんの落ち込みように母さん達が心配してて俺に事情を聞いてこいって言われたの!
まったく!!
こっちは大量に出された宿題で忙しいのに!!」

「あーそうですかー。
それはご迷惑をおかけしましたー」


徹の文句を菜々子は棒読みで返す。


「…………でもマジな話、何があったんだよ」


急に真面目な表情で徹は菜々子に聞いた。


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