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うちの◯◯がお世話になってます

第15章 忍田 真史の妹(ワールドトリガー)




オマケ


時間は少し遡り、食堂で菜々子達と話を終えた迅は太刀川の元へ向かっていた。


「お、迅じゃん。
ちょうどいい。
これからランク戦どう?」


廊下で迅と出会った太刀川は迅をランク戦に誘う。


「うーん。
俺は別にやってもいいけど太刀川さん。
菜々子さんが探してたよ」

「菜々子が?」


迅にそう言われて太刀川は何故、菜々子が自分を探しているのだろうと首を傾げた。


「随分と怒ってたよ。
また婚活の邪魔したみたいだね」

「あー………あれか」


太刀川は苦笑いを浮かべる。


「そろそろ太刀川さん、素直になった方がいいんじゃない?」

「は?
俺は素直だろうが」


迅の言葉に怪訝な表情をする太刀川。


「婚活の邪魔ばっかりするんじゃなくてちゃんと気持ちを伝えたらどう?」

「…………………」


思わず黙る太刀川。


「まぁ、太刀川さんが今の関係に満足してるなら俺は口出ししないけどさ。
気をつけないと菜々子さん、他の男に取られちゃうよ?
例えば……………某A級隊、隊長とかに」


迅の言い方はどこか含みのある言い方だった。


「…………菜々子はどこにいるんだ?」

「ランク戦のロビーにいるよ」

「わかった。
ありがとな」


太刀川はそう言うとロビーを目指して歩き始めた。


「これだけ言えば流石の太刀川さんも動くでしょ」


迅はそう言うとぼんち揚を頬張った。






おわり

nextあとがきという名の謝罪


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