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うちの◯◯がお世話になってます

第10章 真田弦一郎の姉(テニスの王子様)




オマケ


菜々子が差入れを持って行く前日の真田家の会話。


「弦一郎ー」

「姉さんか。
どうしたのだ?」


リビングで寛いで本を読んでいた弦一郎は顔を上げて菜々子を見た。


「今、焼いてるシフォンケーキ差入れって事で持って行ってくれない?」

「構わんが……」


と言った所で弦一郎は1つの案が浮かんだ。


「たまには姉さんが持って来てみたらどうだ?」

「え?
私が?」

「あぁ。
幸村も久しぶりに会いたいと言っていたぞ」

「で、でも練習の邪魔じゃない………?」

「そんな事はない。
事前に幸村に伝えておく」


弦一郎にそう言われて考え込む菜々子。


「………わかった!
明日は私が持って行くね!」


そう言った菜々子の言葉に弦一郎は安堵のため息を菜々子にバレないようにする。


(これで幸村の嫌がらせも少し減るな…………)


ここ最近の幸村は機嫌が悪いのか弦一郎に八つ当たりをする回数が多くて弦一郎は困っていた。


(幸村から姉さんの事が好きだと言われた時は驚いたが、幸村なら姉さんを大事にしてくれそうだから別に問題はないのだが………。
俺に八つ当たりはやめて欲しい………。

毎日会うのは兄弟だからしょうがないのに………)


弦一郎はそう思いながらまたため息をついた。

















nextあとがきという名の謝罪


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