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青い果実【NARUTO】

第1章 はじまり



リエが落ち着いた頃には、あの激しい雨も小雨に変わっていた。


「……リエ、俺の家に来るといい」

その言葉にリエはゆっくりとイタチを見上げる。

涙でぐちゃぐちゃになったその赤ら顔も、イタチにはとても愛おしく思えた。


「風邪をひくと大変だろう。着替えて、温かいものでも飲もう。大丈夫、俺の家族もお前を歓迎する」

戸惑うリエにそう言い頭を撫でると、彼女は小さく頷いた。








これが、はじまりの物語である。



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