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(R18) Moulin Rouge (HQ)

第2章 xxx 01.研修



「お前らー研修終わったかー?」

 ノックもせずに入ってきたのはオーナーだった。
 どこで買ったんだか知らないけど、ゴッリゴリのアルマーニに身を包んでサングラスをかけている。

「俺ちょいと野暮用で出るわ。
もう客来てっから、ちゃんと
真面目に働けよ。とくに光太郎」

「ッス! 働きマス!」

 出しっぱなしの下半身を蒸したタオルで拭き取りながら、光太郎は元気に敬礼してみせた。

 見られるのとか、いや、気にしないよね。うん。ここはそういうところなんだ。

「(……慣れればいける、か)」

 おめかし()をして去っていくオーナーを見送って、さっきとは違う部屋で客を待つ。

「おー!トオルくんいらっしゃーい!」

 光太郎の人懐こい声が遠くで聞こえた。









xxx 01.研修___fin.
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