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銀魂裏短編集

第8章 坂田銀時(火傷)




銀時「こっち来ねェと舐めれねェぞ」



モジモジしてその場から動かない私を引っ張ると、膝の上に座らせ


銀時「銀さん痛くてたまんねェから、早くしてくんない?」


おでこをコツンと合わせ、甘えた顔と声で言われたら可愛くて…ますます断り辛いよ


銀さんとこんな至近距離に居るの初めてで、心臓がバクバク言ってる


目の前で、んべっと舌を出した銀さんにちょっとずつ近づき、爆発しそうな心音と戦いながら、チロチロと舐めてみたら


銀時「ーッ」



いきなり、顔を伏せる銀さん…心配になって



ひより『ごっごめん、痛かった?』



そう聞いて、銀さんを覗きこむと、顔を手で覆いながら


銀時「いや、わりィ…、からかうだけのつもりだったんだけど、やべェわ…」



指の隙間から顔を染め言われたけど、冗談にしては酷く思えて



ひより『えっ、からかっただけなの?もー、恥ずかしかったんだからね』


顔を伏せたままの、肩をポカポカ叩きながら、ショックを受けてる自分をかくしてたら、叩いてた筈の手を、パシッと捕まれ



銀時「あー、前言撤回…おめェのさっきの顔見たら、無理だわ」



捕まれた手首を握る力が強くて



ひより『痛ッ…』



耳元で囁かれる声に、今からされる事に不安しかなくなっちゃう…



銀時「銀さんもっと、痛くて恥ずかしい事したくなった」






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