第4章 序列2【無神ルキ】
ルキに二回もイかされた名前は疲れ果て、そのまますぐにルキのベッドで眠ってしまった。
ルキも気だるげに隣に横になる。
そして同じベッドで二人は深い眠りに落ちたのであった。
+++++++++++++
自室に戻った名前は
痛みとだるさで、 ベッドに横たわっていた。
「いたい…」
ユーマに掴まれた腕の痛みに加えて、
万年筆を詰め込んだ秘部もジンジンと痛む。
「あ〜もう!」
痛みと共に昨日の恥ずかしい行為が蘇り、
思わず顔を押さえる。
名前もかなり屈辱的な思いをしたわけであるが、
どうやらユーマにも罰を与えるらしい。
元はと言えばユーマが無理矢理私を部屋に連れてったんだから!
お仕置きされて当然だよね?
そんなわけで、
今度こそルキ以外の部屋へ行かないと、
強制的に誓わせられた名前だが、
ユーマの時のように力ずくで連行されたら、
男の力に勝てるわけがない。
「はあ…」
約束を守れる自信がない。
「でも破ったら、ルキ怖いからな〜…」
そんなことを考えていると、
コンコンーー
ドアをノックする音が聞こえた。
「はい…!」
『エム猫ちゃん♪開けてよ♪』
コウの声だ。
何の用だろう?
でも今はゆっくり休みたい。
「あ、今、疲れてるので…
名前が言い終わる前に、ガチャっとドアが開いた。
『ねえねえ、オレと遊ばない?』
人懐っこい笑顔のコウが、手を振っている。
名前は慌ててベッドから起き上がる。
「ちょっ…!今日は疲れてるので…!」
帰ってもらおうとドアに近づくと、
ガシッーー!
「いたっ…!」
『オレの言うこと聞けないの?いつからそんなにエラーくなったのかなあ?
…エム猫ちゃんは』
獲物を狩るような目で、冷ややかに名前を見つめるコウに強く腕を掴まれた。
「……。」
ルキとの約束は、永遠に守れる気がしない。
終!