第2章 いたみわけ【無神アズサ】
『ねえ…血で服が汚れちゃうから…オレが脱がせてあげる』
そう言いながら名前のシャツを捲る。
「えっ…ちょ…!」
『オレも脱ぐから…恥ずかしくないでしょ?』
「そういうことじゃなく…あっ…!」
抵抗する前に、名前はブラジャーだけの姿になった。
『じゃあオレも脱ぐから…』
シャツを脱ぐとアズサの上半身が露わになる。
傷だらけの身体に名前は一瞬、面食らった。
『今度は下のも…ほら、脱がせてあげる』
「やっ…」
手で押さえても無理矢理、脱がされてしまった。
恥ずかしさでしゃがみ込む。
『そのまま…オレのを脱がせてよ』
「え…」
アズサがズボンを触る。
『…早く』
恐る恐るアズサのズボンのボタンに手をかけた。
チャックを下ろすと、パンツの膨らみが嫌でも目に入る。
見ないふりをして、ズボンを下げる。
その時上から声が聞こえた。
『そのまま…くわえて…?』
「えっ?!」
『もう我慢できない…見てよ、名前が欲しいんだ…』
「…でも…!」
恥ずかしくてそんなことできない。
名前がためらっていると、ガッと髪を掴まれた。
「…いたっ…!」
『それなら…無理矢理口に入れてあげようか?そしたら、舐めてくれるよね?』
「っ……!」
名前はアズサのパンツを下ろした。
固くなったソレを前にして、思わず手が止まってしまう。
『早く…舐めて』
「んっ…」
チュッ…ジュル…
熱を帯びたソレを丁寧に舐め上げる。
『あっ…くわえて…そう、そのまま動いて…』
言われるままに口で扱く。
アズサの苦しそうな吐息に名前も興奮する。
「んっんっ…んん…!」
『ああっ…はあ…っ…もう…』
ズルッ
急にアズサが名前の口から自身を引き抜く。
「あっ……?」
『いいよね…名前も…欲しいでしょ?』
荒く呼吸をしながら、
アズサが名前の下着を脱がしてベッドへと押し倒す。