第2章 *秀徳バスケ部
「もーっ!なんであたしまで…」
「いいじゃんいいじゃん♪」
あたしは、半ば強引にバスケ部に入部した。
部活といってもマネージャー。
正直めんどくさい。
だってバスケに興味がないんだもん。
そして今日は、初部活。
簡単な自己紹介をした。
「1年、高尾和成っす!よろしくお願いしまーっす!」
「同じく1年、木下花です。マネージャーとして頑張るので、よろしくお願いします!」
「同じく1年、緑間真太郎。よろしくお願いします」
緑間くんの自己紹介のあとは、先輩たちの歓喜の声があがった。
さすが…。
やっぱりすごい人なんだなぁ…。
あたしは隣にいた緑間くんをまじまじと見た。
高い身長に、黒ぶちメガネ…。
それによく見ると、カッコいい…///
あたしは思わず見とれてしまった。
「…なんなのだよ」
「…あっ!ご、ごめんなさいっ…///」
うわわっ、恥ずかしい…!
見とれちゃってた…!///
部活が終わると、和くんは
「緑間くんと友達になってくるー!花はちょっと待ってて!」
と、言って、ものすごいスピードで走っていってしまった。