第10章 愛を請う
優しくゆっくりと抽送を繰り返す白夜様。
ゆるゆると動く腰にじわじわと快感が沸き上がる。
ゆっくりと、しかし探り当てられた弱い所を的確に突かれる。
ぐいぐいと押し上げるような腰の動きに、さらに溢れだした蜜が掻き出されて布団にシミを作る。
ゆっくりと腰を振りながらも絶えず双丘へ愛撫はされ続けている。
緩慢な腰の動きに合わせて身体に快感の小波が繰り返す。
繰り返しながら大きなうねりになって身体を覆い尽くす。
「あっ……あっ……はあぁぁぁーー!」
最後に大きなうねりが絶頂に優姫を押し上げて果てた。
こんな快感は初めてだった。
身体の深い所から沸き上がる快感。
激しく奪われるようにして与えられる快感とは違う。
深く、長く身体に留まる快感の波。
その波に飲まれてゆっくりと意識が微睡みの中に消えていった。
優姫の中で同じく快感の波に飲まれて白濁を注いだ白夜は、微笑みを浮かべて眠りに落ちた優姫をそっと抱き締めた。
二人は互いの熱に寄り添いながら朝まで幸せな眠りの中にいた。