第10章 愛を請う

「口で吸いながら上下に頭を動かして扱いて、口に入らない所は手で……んっ……上手だ……」


頭を優しく撫でられる。
手に少し力を入れて扱く。
口の中の肉茎がさらに膨らんでいく。

「はぁっ……くっ……」

白夜様の腰が揺れて口の中の肉棒を出し入れする。
口を犯されてるみたい……
ジュワリ……
興奮にまた蜜が溢れる。


「んっ……もう出るっ……口を離せっ」

切羽詰まった白夜様の声に陶酔したようになる。
もっと気持ちよくなって欲しくて無意識に口で亀頭を強く吸った。

「くっ……あぁっ……」

ズンッと白夜様の腰が突き上がり口の奥に肉棒が刺さる。
そのまま喉に熱い飛沫が叩きつけられる。


「んぐっ……」

窒息しないように身体は自然と喉にかけられた白濁を嚥下する。
ゴクリ……
喉がなって熱い蜜が身体に入っていく。
ビュクビュクとさらに噴き出す白濁も残らず飲み込む。

独特のえぐ味と青臭さが口に広がる。
ちゅっ……
最後の蜜も吸出してゆっくりと肉茎を口から出す。
ズルリとまだ少し固さをもつ肉棒と唇の間に唾液の糸が光る。
肩で息をして惚けたように私の顔を見ていた白夜様が、ハッと目を見開いて私の顎を掴む。


「すまない。口に出すつもりはなかった。吐き出せっ」

焦った様子で口を開けさせて、そこに何も残っていないのを見てさらに目を見開く。

「飲んだのか？」